♪悪さばかりのウッドペッカー
今日も穴あけ 森ボロだらけ♪怒ったウッド・ゴッド くちばしを毒に変えた♪困ったウッドペッカー 巣穴が毒に ご飯も毒に
♪友達に触れれば 死ぬばかり悲しんだ ウッドペッカー♪♪毒の涙がキラキラ光る…東京大震災で東京の70%が沈んだ世界…。
東京復興の為の環境事業を刑務とする日本唯一の完全民営化刑務所
「デッドマン・ワンダーランド」
修学旅行で「デッドマン・ワンダーランド」に行く事になった五十嵐丸太(ガンタ)はいつも通りの学校生活を送っていた。
そんないつも通りの当たり前な日常…。
そんな中、突然聞き覚えのない歌が聞こえ、窓の外を見ると
そこには…
"赤い男"が…。
気が付いたとき、クラスメイトは


胸に"赤いガラス"を打ち込まれ、再び気を失った丸太。
次に目が覚めた時、ただ一人生き残った丸太はクラスメイト大量殺戮の犯人とされていた。
「死刑」を宣告され、「デッドマン・ワンダーランド」へと収容される丸太。
しかし、「デッドマン・ワンダーランド」は普通の刑務所ではなかった…。
とまあ、初っ端から強烈です。かなりぶっ飛んでますwww
さすがは片岡人生&近藤一馬、両先生。
上記のあらすじだけでもお分かりかと思いますが、内容は結構えぐいです。
なんというか…なかなかいい感じに狂ってます。というか、壊れてます。
その歪に壊れた感じが魅力的なのですが…。
ま、普通の人間に見える登場人物のほとんどが犯罪者ですしね…。
しかし、間違いなくおもしろいです。
"エウレカ"もそうでしたが、このコンビの作品は独特の世界観を持ってます。
あと、さすがというか画力は抜きん出てますね。
とりあえず、個人的に片岡人生の絵柄は大好きなので…。
「デッドマン・ワンダーランド」に収容された丸太。
そこでは、囚人は首錠をつけられ、看守に歯向かえば理不尽に斬りつけられる事も…。
"こんなの狂ってる…!"
看守長マキナが返します。
"…狂っていようがいまいが"
"不条理こそが 現実だろうが"と。
"不条理=現実、或は世界"…。これがこの作品を通しての大きなテーマです。
そして、「デッドマン・ワンダーランド」の最大の特徴ともいえる
「死刑ルール」の存在!!
死刑執行囚は首錠から常に毒が注入されており、3日毎に解毒剤の"キャンディ"をのまねば死んでしまう!!その"キャンディ"は刑務所内通貨で10万CP。(ちなみに定食が200CPです)
絶望し、死にたいと口にした丸太の前に現れた"赤い目をした真っ白な髪の少女"。
"「死にたい」なら"
"あたしが殺してあげる"少女の名は"シロ"。
謎の少女"シロ"は
"ガンタとシロは「友達」だもん"と…。
そして、他の囚人に絡まれていた時建物が崩れ、下敷きにされそうになるガンタ!!
"生きたいんだ!"
ガンタの想いに胸に打ち込まれた
"赤い石"が反応!!

ド ッ矢継ぎ早に様々なことが起こり、解らない事だらけのガンタ。
翌朝、ようやく平穏な(?)囚人としての日常が始まります。
ちなみに前日のガンタの事故は実は「デッドマンワンダーランド」が裏で糸を引いていました。
そして、事故を回避したガンタに興味をもつマキナ。
「事故死」させる計画を「失敗」ならそれこそ「成功」であると語る玉木プロモーター。
食堂での配給時にガンタは御堂アザミと出会います。
御堂アザミは正義感が強くしっかりと自分を持ったまっすぐで優しい女性です。
ここで初めて
CPのことを知るガンタ。
そして刑務所内にありがちな囚人ヒエラルキー。
その頂点に立ち、暴力によって囚人達を支配する高頭寺。

老人からCPを奪い取る高頭寺。
高頭寺に殴られその恐怖におとなしく従うガンタ。
笑えといわれ、老人を笑います。
そんなガンタに
"キミも最低…"
アザミの言葉が胸に突き刺さります…。
殴られた傷の治療に医務室を訪れるガンタ。
そこで、前日マキナに斬られた
"鷹見羊"と再開します。
理不尽さに、これ以上最悪の状況になりたくないガンタは
"こんな所で生きていくには…"
"どんな嫌なルールでも守んなきゃ…"
と腐ります。
しかし、シロに
"それが「ガンタのルール」なんだね!"
といわれガンタは…。
シロと一緒に「デッドマンワンダーランド」のアトラクション
「ドックレースショウ」にでることになったガンタ。
優勝賞金10万CP、参加賞あんぱん!!
そこにも、高頭寺が…。
むちゃくちゃな高頭寺に反抗するアザミ。
高頭寺は歯向かったアザミを痛めつけ、ガンタに"踏め"と命じます。
それが
"ルール"だという高頭寺。
ガンタは…

いうだけいって、あとは参加賞をもらって帰るだけだとなった時。
ガンタはようやく"死刑ルール"を知ります。
ちなみに、ガンタは始めに支給される"キャンディ"を紛失しています。
さらに、入所2日目。翌朝には解毒剤がきれ死亡します。
つまり、「ドッグレースショウ」に優勝しない限り、ガンタは生きる道がない!!
しかし、「ドッグレースショウ」はただの障害物競走ではありません!!
玉木プロモーターによって危険度をMAXになった「ドッグレースショウ」はまさに虐殺ショウ!!
"障害を越えられない"="死"のデッドレース。
ガンタの運命は!?
さらに、次々に明かされる衝撃の事実!!
「デッドマンワンダーランド」は
「原罪 」を封印する為の施設だった!?
そして再び、ガンタの前に現れた"赤い男"こと"レチッドエッグ"!!
"レチッドエッグ"はガンタを
"ウッドペッカー"と呼びます。
冒頭の
"ウッドペッカー"の歌と関係が!?
レチッドエッグとは何者なのか??
マザーグースシステムとは??
「罪の枝」とは一体??
そして、ガンタの胸に埋め込まれた
"赤い石"は??
"血肉の躍るステージにようこそ"
"本当のデッドマンワン・ダーランドに…!"この玉木プロモーターの狂いっぷりはなかなかに秀逸。
ま、巻が進むにつれてこいつのキャラはねぇ…。
とりあえず、第1巻は導入といった意味合いが大きいですね。
いろいろと、先の布石やらなにやら…。
これらの布石は2巻以降で明かされていきます。
1巻だけではあまり世界観が掴みにくいかもしれませんが、
何度も言うようにほんとにメチャメチャいい世界観です。
冒頭の"ウッドペッカーの歌"とかの空気感も最高です!!
のめり込みます!!
不条理な状況に放り込まれ、はじめはその不条理さに流される様に諦めていたガンタが、
DW内で様々な出来事を経験し、様々な人々との出会いを通して不条理に立ち向かっていく!!
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